大阪で新築一戸建て・リノベーションなら大阪市東淀川区にある脇田工務店へ |全棟高気密高断熱住宅

株式会社脇田工務店

大阪で新築一戸建て・リノベーションなら大阪市東淀川区にある脇田工務店へ|全棟高気密高断熱住宅
menu
家づくり
断熱気密

【比較】天井断熱と屋根断熱について『断熱材は天井裏か屋根の下か』

更新 2024-03-19

 

 

【天井断熱】と【屋根断熱】について

 

 

断熱の効果を出すためには断熱材を建物を覆うように取り付ける必要があります。

このときに断熱は【床の断熱】【壁の断熱】【天井の断熱】に分けられます。

今回は天井の断熱】についての解説です。

 

 

この天井部分の断熱には主に二種類あり、【天井断熱】【屋根断熱】に分けられます。

 

 

天井断熱

天井の上で断熱をする工法。

 

 

屋根断熱

屋根部分で断熱をする工法。屋根の下地材の下に断熱材を取り付ける。

 

 

 

 

 

今回の内容

 

 

①天井断熱の特徴とメリットとデメリット

 

②屋根断熱の特徴とメリットデメリット

 

③最後に

 

 

 

 

 

 

①天井断熱の特徴とメリットとデメリット

 

 

 

 

天井断熱の特徴

 

天井断熱では天井のすぐ上に断熱材が入っています。

一般的にはこの天井断熱の家が多いです。

断熱材の上の小屋裏部分は空気が外と繋がっていて外の空気が小屋裏の中に流れるようになっています

 

 

 

天井断熱のメリット

 

 

①断熱材を厚くしやすい

 

上は屋根の中の空間なのでどんどん厚くすることができます。基本的に厚くするほど断熱の性能はあがります。

 

 

②屋根断熱よりもコストが抑えられる

 

基本的には屋根よりも天井の方が面積が小さいですし安い断熱材を選ぶ事ができるのでコスト削減になります

 

 

 

 

天井断熱のデメリット

 

 

①小屋裏空間が利用できない

 

天井のすぐ上で断熱しているので小屋裏を利用したロフトや勾配天井ができません。

 

 

②施工が難しい

 

天井断熱は一番よく使われているので施工が簡単だと思われがちですが計算通りに断熱性能を出すためには気をつけるポイントが沢山あります。

一番よく見る施工法は天井の下地の上に袋入りグラスウールをのせるだけといった施工方法です。
袋入り断熱材のシートだけではしっかりと気密がとれない為この方法だと隙間から部屋の中の暖かい空気が小屋裏に逃げていき断熱性能が大きく低下します
空気を逃げないようにする為には断熱材とはべつに防湿気密シートを断熱材のすぐ下の天井の野縁の上全面にすきまなく取り付ける必要があります。

ちなみに野縁の上面よりも下面にシートをつける方が施工がしやすいですし、その方法をグラスウールメーカーが施工マニュアルの中で紹介している事もありますが、野縁の下面にシートを敷き込むと野縁部分の隙間と小屋裏部分の空間で空気の対流を起こして天井断熱の効果が大きく落ちてしまうので野縁の上面にシートをつける必要があります。

 

ただこの野縁の上にシートを取り付ける工法はただ敷きならべるだけの方法と違って複雑な手順が必要になるので、弊社としては天井断熱をしっかりと性能がでるように施工するにはブローイング工法】という方法をおすすめしています。

ブローイング工法は綿みたいにした断熱材を機械で吹き込むという方法で複雑な天井の下地の細かい隙間まで断熱材を入れる事ができますし厚みも自由に設定できるので効果的に施工ができます。
専門の断熱業者さんに依頼するのでコストがかかりますが確実な断熱ができるためおすすめしています。

 

 

 

②屋根断熱の特徴とメリットデメリット

 

 

屋根断熱の特徴

 

屋根の下に断熱材をいれる工法です。

天井断熱の時は小屋裏に空気が流れるようになっていましたが屋根断熱の場合は断熱材の上に空気が通る【通気層】というものを作ります。
この通気層がある事で屋根の中に湿気がはいって来ても通気層から外に出すことができます。
また、高温になりやすい屋根の温度を下げる効果もあります。

この通気層がないと屋根の合板が湿気てカビが生えたり腐ったりすることがあるので屋根断熱をするときには重要なポイントになります。

 

 

 

 

屋根断熱のメリット

 

 

・小屋裏空間を使ったロフトとか勾配天井の部屋がつくれる

 

断熱材より下を室内空間として勾配天井ロフトのように自由に使うことができますし梁をみせたデザインなどもできます。

 

 

 

 

屋根断熱のデメリット

 

 

(1)天井断熱に比べてコストがかかる

 

使用できる断熱材が限られる事と下地等で施工の工程が増えるためコストがかかります。

 

 

 

(2)断熱材の厚さに限界がある

 

天井断熱はある程度自由に厚みをきめられますが、屋根断熱は屋根の部材のあつみや小屋裏空間の影響を受けるので制約があります。

断熱材をあつくしたい時には屋根を2重にしたり屋根をかける梁を厚くするなど手間やコストのかかる工夫が必要になります。

 

 

 

③最後に

 

屋根断熱は小屋裏や勾配天井の部屋を作る事ができるメリットが大きいと思います。

逆に小屋裏や勾配天井をつくらないのであればコスト面から天井断熱が強いかと思います。

天井断熱にするときはコストはかかりますが確実な断熱のために弊社ではブローイング工法をおすすめしています。

天井断熱と屋根断熱にはどちらもメリットとデメリットがありますが【気密】【換気】【防湿】のことが考えられてしっかりとした施工がされていればどちらを選んでも問題ありません。

 

 

気密についての解説⇒https://www.wakitakoumuten.com/blog/id_635/

換気についての解説⇒https://www.wakitakoumuten.com/blog/id_744/

防湿についての解説⇒https://www.wakitakoumuten.com/blog/id_712/

 

 

今回も見て頂きありがとうございました。

カテゴリー

メールでお問い合わせ
LINEでお問い合わせ

しつこい営業いたしません!  小さな事でもご相談ください