リビング階段はやめた方がいい?ありかなしか

リビング階段はあり?なし?
──後悔しない設計のためのチェックポイント
こんにちは、脇田工務店の脇田です。
家づくりのご相談を受けていると、「リビング階段ってどうなんですか?」という質問をよくいただきます。
雑誌やSNSで見かける“おしゃれな家”にリビング階段は多く採用されていて、憧れを持つ方も多いのではないでしょうか。
でも一方で、「寒いって聞いた」「においや音が気になるって聞く」という不安の声もよく耳にします。
今回は、リビング階段のメリット・デメリットと、それらをふまえた“後悔しないためのチェックポイント”をお伝えします。
そもそも、リビング階段とは?

その名の通り、「リビングに設置された階段」のこと。
玄関ホールや廊下から階段へアクセスするのではなく、リビングの一角に階段が配置されている間取りです。
空間を広く見せたり、家族の気配を感じやすくなったりといった理由から、特に子育て世代のご家庭に人気があります。
リビング階段のメリット
1. 家族のコミュニケーションが増える
2階の子ども部屋に行くにも、外出するにも必ずリビングを通ることになるので、自然と家族の会話が生まれやすくなります。
「ただいま」「いってきます」が交わせるのって、やっぱり大切なことだと思います。
2. 空間が広く見える
階段が廊下で区切られず、リビングと一体になっていることで空間に抜け感が出ます。
吹き抜けと組み合わせれば、さらに明るく開放的な空間に。
3. 動線がスムーズになる
洗濯や掃除などの家事動線、2階リビングとの行き来など、生活の中で「リビング→階段」が自然な流れになっているご家庭にはぴったりです。
リビング階段のデメリット
1. 冷暖房効率が下がる
上下の空間がつながることで、冬は暖気が2階に逃げ、夏は上から熱気が降りてくる…という現象が起きやすくなります。
特に階段が吹き抜けを伴う場合、冷暖房の効きに差を感じる方も多いです。
2. においや音が伝わりやすい
キッチンの料理のにおいや、テレビ・話し声などの生活音が階段を通じて2階に響きやすくなります。
家族構成やライフスタイルによっては、プライバシーの確保が難しくなるケースもあります。
3. 来客時に気になる場合も
リビングを通って階段を上り下りするということは、来客時もその動線になるということ。
家族の動きが“丸見え”になってしまうことに気を遣う方もいらっしゃいます。
後悔しないためのチェックポイント

リビング階段は、使い方によって“最高の空間”にもなれば“後悔ポイント”にもなり得る設備。
判断のカギになるのは以下の4つです。
□ 空調対策をどうするか
断熱・気密性能をしっかり確保する事が大切で同時に空調の配置計画も重要です。
□ 生活スタイルに合っているか
例えば、2階に寝室や子ども部屋があり、頻繁に上り下りするご家庭には適していますが、1階完結型の暮らしを目指す方には不向きかもしれません。
「どこに何があるのが自然か?」を想像して決めるのがポイントです。
□ 子どもの成長後も想像できているか
お子さんが成長して生活リズムがずれてきたときにも、ストレスなく使えるか。
ご夫婦が年齢を重ねたときに、1階で生活を完結させられるか。
将来の変化まで視野に入れておくと、後悔の少ない選択ができます。
□ リビングに“パブリック性”が生まれることへの配慮
子どもの友達が遊びに来たとき、リビング階段だと自然とリビングを通ることになります。
そのたびにリビングが賑やかになったり、洗濯物やくつろぎ時間に気を遣う…といった声も少なくありません。
「家のどこまでがパブリックで、どこからがプライベートか」という意識も、間取りを決めるうえで大事な視点です。
まとめ

リビング階段は、見た目の良さだけでなく、暮らしの豊かさにつながる選択肢のひとつです。
ただし、それを“ちゃんと活かせる設計”であることが前提になります。
脇田工務店では、こうした間取りの選択についても、単なる「おしゃれ」や「流行」で終わらせず、
ご家族の暮らしやすさにしっかり結びつくご提案を大切にしています。
「うちには合うかな?」と感じた方は、ぜひお気軽にご相談ください。
