おしゃれな家は巾木で差がつく。見落とされがちな小さなこだわり

おしゃれな家は巾木までこだわってる
「目立たないところ」で、空間の品格が決まる
こんにちは、一級建築士の脇田です。
今日は「巾木(はばき)」について。
正直、打合せのときも後回しにされがちな部分ですが、実はこの小さな部材ひとつで、家の雰囲気は大きく変わります。
本当におしゃれな家は、巾木の納まりまで妥協しない。それが設計の現場で感じる実感です。
巾木って、そもそも何?

壁と床の境目にある、いわば“つなぎ目のカバー材”。
掃除機の衝突や汚れから壁を守ったり、床と壁の施工の誤差を隠したりする役割があります。
普段は意識しないかもしれませんが、この“帯”の仕上がり次第で、空間の印象が「品よく」も「賃貸っぽく」もなります。
巾木の色、床?壁?どっちに合わせる?

壁と同色にする(白壁に白巾木など)
→ 巾木が空間に溶け込んで、すっきりとしたミニマルな印象に。
空間が広く見える効果があり特に現代的なデザインや、空間に“抜け”を出したいときにおすす めです。
床と同系色にする
→空間の下にしっかりとした“ベース”ができ、素材感を引き立てる効果も。
ナチュラルやクラシックなインテリアに相性が良く、空間に安定感を出せます。
色の選び方ひとつで印象は大きく変わるので、イメージとのバランスを見て決めるのがコツです。
巾木コーナーの処理にも、実は差が出ます

見落とされがちなのが、巾木のコーナー(出隅・入隅)の納まり方。
量産住宅などでよく見かけるのが、プラスチック製のコーナーカバー。
確かに施工性は良いのですが、どうしても“安っぽさ”が出てしまうのが難点です。
個人的には、
- 巾木そのものを斜めにカットして45度で突き合わせる「留(とめ)加工」
- 既製品でも、キャップではなく“専用のコーナー材”で納める方法
このあたりを採用するだけで、仕上がりの品格が一段上がると感じています。
多少手間とコストはかかりますが、住まいの完成度には確実に効いてくる部分です。
まとめ:細部こそ、空間の完成度を左右する

家づくりにおいて「巾木」は、脇役かもしれません。
でも、その脇役が丁寧に扱われていると、空間全体がぐっと引き締まるんです。
脇田工務店では、こうした細部までしっかり確認しながら、一緒に納まりを決めていきます。
「なんでこんなとこまで考えてくれるんですか?」と驚いてもらえるくらいが、私たちの理想です。
