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工務店とハウスメーカーの比較、結局どっちがいいの?

更新 2025-09-25

工務店とハウスメーカー、結局どっちがいいの?

〜建てる前に知っておきたい、住まい選びの本音〜

こんにちは。一級建築士として日々多くの家づくりに携わる中で、必ずといっていいほど出てくるご相談があります。

「工務店とハウスメーカー、結局どっちがいいんですか?」

SNSでも比較記事やランキングがたくさん出ていますが、
現場のリアルな感覚としては「人によって合う・合わないが全然違う」というのが正直なところです。

今回は、両者の特徴と選び方のポイントを、できるだけわかりやすく整理してみます。
「自分たちにはどっちが合うのか?」を見つけるヒントになればうれしいです。

■ まずは“ハウスメーカー”の特徴

◎ メリット:

ブランド力・安心感がある
 → 知名度があるから安心、という方には心強い存在。モデルハウスも多く、完成形のイメージがしやすい。

品質・工法が安定している
 → 自社工場でプレカット・構造材を一括管理。施工品質のばらつきが少ない。

商品開発が早く、最新設備が導入しやすい
 → ZEHやIoT、スマートホーム仕様などへの対応も◎。

△ デメリット:

施工は下請けが多く、担当者によって差が出ることも
 → 実際の施工は地元の提携業者というケースが多く、品質は現場次第になることも。
この「家を建てる理由」が明確になると、土地探しや工務店選びにも軸ができます。

プランの自由度が少ないことが多い
 → 基本的に“規格の中から選ぶ”スタイル。細かな間取り変更は制限あり。

価格がやや高めになりやすい
 → テレビCMや住宅展示場などの広告費が価格に含まれているため、建物単価は上がりがち。

■ 次に“工務店”の特徴

◎ メリット:

設計の自由度が高い
 → 間取りも素材も一から相談可能。「この土地に合わせて、この暮らしに合った家を」とオーダーメイドで考えられる。

コストのかけ方を調整しやすい
 → こだわるところと抑えるところの“強弱”がつけられる。無駄なコストが乗りにくい。

担当者との距離が近く、相談しやすい
 → 設計士・現場監督・大工さんと“顔の見える関係”で進められる安心感。

△ デメリット:

品質の管理体制は会社次第
 → 一貫管理ができている会社か、チェック体制が整っているかを見極める必要あり。

会社によって得意・不得意に差がある
 → デザイン・性能・対応エリアなど、工務店ごとにカラーが違う。合わない会社だと苦戦する。

完成イメージがつかみにくいことも
 → モデルハウスがない場合、写真や図面だけで判断しないといけない場面もある。

■ で、結局どっちがいいの?

正直な話、「どっちがいいか?」はご家族の価値観・考え方・予算・土地条件によって変わります。

▼ ハウスメーカーが向いている人

  • 完成形をイメージして選びたい
  • 設計はある程度お任せしたい
  • ブランドや保証、アフターサービスを重視したい
  • 構造や性能に“裏付けのある安心感”を求めている

▼ 工務店が向いている人

「人と人」の信頼関係を重視したい

間取りや素材にこだわりたい

土地の形や条件に合わせて柔軟に設計したい

打ち合わせの中で少しずつ形をつくっていきたい

■ 迷ったときに見てほしい“判断の軸”

自分たちが家に求めるものは「安心感」か「自由度」か?

・工場のような品質管理に魅力を感じるか、手仕事や現場対応に魅力を感じるか?

・モデルハウスの完成度を重視するか、ゼロからつくる過程を楽しみたいか?

このあたりを考えると、どちらに相談すべきかが見えてきます。

■ まとめ:どっちが“正解”じゃなく、どっちが“自分たち向き”か

工務店とハウスメーカー、どちらにも良さがあり、どちらにも注意点があります。
大切なのは、その会社が自分たちの家づくりに合っているかどうか

“なんとなく安心そう”や“なんとなく安そう”というイメージで選ぶよりも、
しっかり話を聞いて、「この人たちと一緒に建てたい」と思える会社を選ぶこと。
それが一番、後悔のない家づくりにつながると私は思います。

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