新築のエアコン取り付けトラブルの元。量販店で買うと後悔します。

〜「安く済ませたい」が招く、見えない落とし穴〜
今日は、「新築のエアコン、どこで買うか問題」について、少し本音でお話ししたいと思います。
結論から言うと、新築時にエアコンを家電量販店で購入すると、後悔するケースが非常に多いです。
もちろんすべてのケースではありませんが、「安いから」「とりあえず今買っておこう」という判断が、結果的に高くつくことも。
なぜ新築と量販店エアコンの相性が悪いのか?
そして後悔しないためにはどうすればよいのか?
設計・現場・お施主様からのリアルな声を交えてお伝えします。
■ よくある後悔①:配管が露出して美観が台無しに

新築時には、エアコンの配管を壁の中や天井裏に“隠す”先行配管ができます。
ところが、量販店の工事は「すでに完成している家」にエアコンを後付けする想定で動くため、
先行配管の知識や対応が不十分なケースが非常に多いんです。
結果的に、
「せっかくのスッキリした壁に外付けの配管がズドン」
「見える位置に無理やり穴をあけられてしまった」
というような、美観を損ねる工事になってしまうこともあります。
■ よくある後悔②:施工ミスやトラブル時の責任の所在が曖昧

量販店で購入した場合、販売・設置・アフターサービスが別会社というケースが多く、
万が一施工不良やトラブルが起きたとき、誰に責任を問えばいいのかが不明確になりがちです。
現場でもよく耳にするのが、
「施工後すぐ水漏れが起きたが、販売店も施工業者も“うちは関係ない”と対応してくれなかった」
というような話。
新築の工事と連携が取れていないと、壁内の断熱材や気密シートを破損してしまったり、
雨仕舞いの処理が不十分で外壁から雨が入ってきたりといった、深刻な事態に発展することもあります。
そこを無視して「とりあえずこの6畳用で…」という買い方をしてしまうと
■ よくある後悔③:「現場に合わないサイズだった」問題
その結果、実際の設置位置の寸法と合っておらず、
- コンセントが遠い
- 室外機の置き場所がなく追加費用が発生
- 天井や梁に干渉してしまい取り付けできない
というような事態も珍しくありません。
住宅の気密・断熱性能が高い最近の家では、必要な能力も変わってきます。
そこを無視して「とりあえずこの6畳用で…」という買い方をしてしまうと、
冷えない・暖まらない・無駄に電気代がかかるという後悔につながります。
■ 後悔しないためのおすすめの選び方

では、どうすれば後悔しないか?
新築時のエアコン選びは、住宅設計とセットで考えることが大切です。
- 設計時点で「どの部屋に・どのタイプのエアコンを・どこに付けるか」を決めておく
- 先行配管や電源の位置、室外機の配置を図面でしっかり共有
- 信頼できる住宅会社か、専門の設備業者と連携して設置を依頼する
これだけで、見た目も機能性もトラブルも、ほとんどの問題は防げます。
そして費用的にも、トータルで見れば「量販店で買ったのに高くついた」という事態を避けられます。
■ まとめ:安さだけで判断すると、あとで高くつく
量販店のエアコンがすべて悪いという話ではありません。
ただ、新築という“まだ完成していない状態”に対しては、
量販店の工事体制や責任のあり方がマッチしにくいというのが現実です。
家を一軒建てるということは、空調計画も含めて「ひとつの設計」です。
そこに最後だけ別ルートでエアコンを入れると、
見た目、使い勝手、性能、すべてにズレが生じてしまう可能性が高いんです。
エアコンは毎日使うもの。だからこそ、“建築とセット”で考えることで、
使いやすく、見た目も美しく、トラブルのない住まいに仕上がります。
もし今、新築を検討中でエアコンを量販店で買おうか悩んでいる方がいれば、少し立ち止まって、建築会社に相談してみてください。それが、後悔しない家づくりの第一歩になるかもしれません。
