無印の収納ボックスに合わせておしゃれな家づくり!収納は無印基準が最強説

収納計画は“無印基準”が最強説
〜シンデレラフィットが叶える、暮らしの整い〜
一級建築士として家づくりに携わってきた中で、間取りや設備と同じくらい大事だなと感じるのが「収納の寸法」です。
「たっぷり収納あります」と言われても、いざ暮らしてみると「うまく収まらない」「棚板の奥行きが微妙」「ケースがはみ出る」といった声は本当によく聞きます。
そこで今日は、あえて声を大にして言いたいテーマ。
収納は、無印良品のボックス基準でつくるのが最強なんじゃないか説。
無印の“あのボックス”を基準に収納を設計しておくと、使いやすさ・見た目・将来の拡張性まで、かなりいい線いきます。
■ なぜ「無印基準」が優れているのか?

無印良品で販売されている収納アイテム、特に「ポリプロピレン収納ボックス」シリーズは、サイズ展開がものすごく緻密です。
たとえば定番の引き出し式ボックスは、幅約26cm、奥行き約37cm、高さ12cm前後がベースになっていて、“高さを重ねることで空間を無駄なく使える”設計になっています。
このサイズを基準に棚の奥行き・幅・可動棚のピッチを決めておくと、驚くほど美しく収まる。
そう、いわゆる「シンデレラフィット」が簡単に実現するんです。
■ 実際にどこに“無印基準”を取り入れるか?

◎ パントリー
奥行き40cm・幅80cm前後の可動棚を設けておけば、無印のボックスが3列分ぴったり。
食品ストックや日用品が美しく収まる上に、ケースごと引き出せて中も見やすい。
◎ 洗面収納
タオルや日用品、ストックの詰替えなど、バラバラになりがちな洗面収納も、無印の「やわらかポリエチレンケース」などと相性抜群。
奥行き40cm以下の棚にぴったり収まるように設計しておくと、見た目も使い勝手も◎。
◎ クローゼット内部
無印の引き出し収納は、ハンガーパイプの下に“置き収納”として使うのにも最適。
天井まで高さを調整しておけば、ボックスを積んでいくことで空間をフル活用できます。
■ 造作収納はあえて“余白を残す”

最近は、建材メーカーの既製収納も非常に高性能で、標準で引き出しや棚が付いてくるタイプも増えています。
でも、そこに「無印の収納をあとから入れたい」と思っても、微妙に合わなかったりします。
無印基準で考える場合は、最初から“何もない箱型”でつくっておく方が自由度が高いです。
あとから家族構成やモノの量が変わっても、無印ならサイズが統一されているので買い足しもラク。
■ 収納の「計画」と「整う暮らし」はつながっている

収納って、単に「量を確保すること」じゃないと思うんです。
「何を・どこに・どう収めるか」を考えて設計することで、
日々の家事がスムーズになったり、片づけのストレスが減ったりする。
そして何より、見た目が整うと気持ちも整う。
だからこそ、サイズが統一されていて、手に入りやすく、組み替えも自在な“無印良品の収納ボックス”を前提に寸法を設計するという考え方は、かなり合理的なんです。
■ まとめ:収納の正解は“見えないところ”で決まる
「収納たっぷり!」と書かれていても、その中がごちゃついてしまえば意味がない。
本当に使いやすい収納とは、寸法レベルで暮らしに寄り添っているかで決まると、僕は思っています。
そのためにも、「あとから入れる収納ボックス」のサイズから逆算するのはとても有効な方法です。
無印良品の収納シリーズをベースに設計しておけば、今も将来も、ずっと“使える収納”になります。
家づくりの打ち合わせでは、ぜひ「棚の奥行き」や「収納の幅」にも、ひとこと相談してみてください。
収納の未来が、シンデレラフィットで変わります。
