堺市堺区 I様の家_19|気密欠損を防ぐ外壁貫通部の処理
更新 2026-08-02

今回は、配管や電線などが外壁を貫通する部分の気密処理についてです。
I様邸では、壁の気密を外部の耐力壁部分でメインに取っています。室内側にも防湿気密シートを施工するため、結果として二重に気密を取る形になりますが、基本となるのは外部の面材部分で気密ラインをつくる考え方です。
そのため、ダイライトMSの継ぎ目だけでなく、配管や電線が外壁を貫通する部分も、外部側でしっかり気密処理を行います。
電線が面材耐力壁のダイライトMSを貫通する部分の外部の耳には、気密ブチルテープを隙間なく施工しています。小さな穴でもそのままにしてしまうと、そこから空気が出入りし、気密性能に影響するためです。

また、電線が通るCD管の中にも、気密パッキンを隙間なく詰めています。外側だけをふさいでいても、管の中に隙間が残っていると、そこが気密欠損になる可能性があります。

そのため、貫通部のまわりだけでなく、管の中まで確認しながら処理しています。
このあと室内側に防湿気密シートを施工する際にも、貫通部には気密パッキンを施工します。外部側で気密を取り、内部側でも改めて処理することで、より確実に隙間を減らしていきます。
こうした外壁貫通部は、完成すると見えなくなる細かな部分です。ですが、気密性能はこのような小さな部分の積み重ねで大きく変わります。
断熱材やサッシの性能だけでなく、配管や電線のまわり、さらに管の中まで丁寧に処理することで、外気の影響を受けにくく、冷暖房の効きやすい住まいにつながっていきます。
I様邸でも、見えなくなる外壁貫通部まで一つひとつ確認しながら、気密性能を高める施工を進めています。
