堺市堺区 I様の家_18|吹き抜けにすっきりなじむオリジナル色のパイプ火打ち
更新 2026-08-01

今回は、吹き抜け部分に施工した火打ち金物についてです。
I様邸の吹き抜けには、パイプ火打ちを施工しています。
火打ちとは、建物の角に斜めに入れる部材のことで、地震や風などで建物に力がかかったときに、変形を抑える役割があります。
木材で火打ちを入れる方法もありますが、I様邸では完成後に見える部分になるため、できるだけシンプルに見せたいと考え、パイプ火打ちを採用しました。
吹き抜けは、視線が上まで抜ける開放的な空間です。そこに見える部材は、少しの違いでも空間の印象に影響します。
そのため、今回は木の火打ちではなく、細く軽やかに見えるパイプ形状にしています。

さらに、色にもこだわりました。
既製品の色をそのまま使うのではなく、焼付塗装を行い、オリジナルカラーで仕上げています。色はグレージュ系にして、白い壁や木の質感になじみやすく、やわらかい雰囲気になるようにしました。
構造上必要な部材でも、完成したときに見える場所であれば、空間のデザインの一部になります。
ただ目立たないようにするのではなく、空間になじむ形や色を選ぶことで、機能を持たせながらも、きれいに見える納まりを考えています。
