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堺市堺区 I様の家_12|床下エアコンを活かす基礎底板の全面断熱

更新 2026-07-21

今回は、床下エアコンを効果的に使うための、基礎底板部分の断熱についてです。

I様邸では床下エアコンを採用しています。床下エアコンは、床下の空間にエアコンの空気を送り、その空気を家全体にゆるやかに広げていく考え方です。

そのため、エアコン本体だけでなく、床下の環境をきちんと整えておくことがとても大切になります。

基礎断熱の場合、底板部分の断熱材は、一般的には外周部から90cm程度だけ敷くことも多いです。もちろんそれでも断熱効果はありますが、I様邸では床下エアコンをより効率よく使うために、基礎の底板全面に断熱材を敷き込んでいます。

底板全面に断熱材を敷くことで、地面側からの冷えの影響を受けにくくなり、床下の温度も安定しやすくなります。その結果、床下エアコンの効きが良くなり、家全体の快適さにもつながっていきます。

また、床下に使用する断熱材は、通常のスタイロフォームよりも表面がつるつるしたものを使用しています。汚れやごみがつきにくく、掃除がしやすいことに加えて、完成後に床下へ潜って点検するときも移動しやすくなるためです。

床下は完成後に普段見える場所ではありませんが、点検やメンテナンスで人が入ることがあります。だからこそ、断熱性能だけでなく、将来の維持管理のしやすさも考えて材料を選んでいます。

そして、断熱材をきれいに敷き込むためには、事前の下準備も大切です。

基礎の立ち上がりの角部分には、コンクリートのノロが出てしまうことがあります。このノロが残っていると、断熱材を敷き込むときに凸凹が邪魔をして、ぴったり納まりにくくなります。

そのため、基礎が完了した段階でハンマードリルを使い、ノロを撤去しておきます。先に下地をきれいに整えておくことで、あとから断熱材を敷き込むときに、できるだけ隙間なく納めやすくなります。

床下エアコンは、ただ設置すれば効果が出るというものではありません。基礎の断熱、空気の通り道、断熱材の納まり、将来の点検のしやすさまで整えることで、より効果を発揮しやすくなります。

完成すると見えなくなる部分ですが、こうした床下の下準備を丁寧に行うことが、住んでからの快適さや安心感につながっていきます。

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