堺市堺区 I様の家_07|基礎の継ぎ目から水やシロアリを入れないために

外周の型枠が組み終わると、次は基礎の底板部分のコンクリートを打設していきます。
今回の基礎は、ベース部分と立ち上がり部分を2回に分けて打設する、一般的な方法で施工しています。
基礎の打設方法には、今回のように2回に分けて打設する方法のほかに、「一体打ち」といって、ベース部分と立ち上がり部分を1回で打設する方法もあります。
一体打ちは、ベースと立ち上がりの継ぎ目ができないため、水密性を高めやすいというメリットがあります。一方で、1回で打設する分、コンクリートを隙間なくしっかり流し込み、バイブレーターで丁寧に締め固める必要があります。ここがきちんとできていないと、ジャンカと呼ばれるコンクリートの不具合が発生し、かえって強度に影響することもあります。
2回打ちの場合は、ベース部分と立ち上がり部分の間に継ぎ目ができます。そのため、その継ぎ目から将来的に水やシロアリが入ってこないように、対策をしておくことが大切です。
脇田工務店では、この継ぎ目部分に「止水板」という金属の板を入れています。止水板を入れることで、ベースと立ち上がりの継ぎ目から水やシロアリが入りにくいように対策しています。

一体打ちは、継ぎ目がないという点ではとても良い方法です。ただ、専用の型枠が必要になったり、打設時に必要な作業人数が増えたりするため、費用は上がりやすくなります。
打設回数が2回から1回に減るので、一見すると安くなりそうに感じるかもしれませんが、実際には少し特殊な工事になるため、金額は上がることが多いです。
もちろん、お客様がこの部分にこだわりを持たれていて、費用が上がっても一体打ちで施工したいという場合には、弊社でも対応は可能です。実際に、弊社がお願いしている基礎屋さんも一体打ちの経験があります。
ただ、個人的には、きちんと施工して止水板を入れていれば、2回打ちでも問題ないと考えています。
それよりも大切なのは、基礎の高さと外構との関係をきちんと確認することです。完成後に土間や土が基礎の高さに対してどう納まるのかを見ておかないと、せっかくの止水対策が十分に活きないこともあります。こうした細かい納まりまで含めて確認することが、とても大切だと考えています。
ベースコンクリートを打設したあとに、いつも確認していることがあります。
ベース部分のコンクリートを打設すると、どうしても立ち上がりの鉄筋にノロやコンクリートが少し付いてしまうことがあります。ほんの少しのことではありますが、気になる部分なので、脇田工務店ではこの付着したコンクリートをブラシで落とすようにしています。


そのまま立ち上がりのコンクリートを打設してしまえば、最終的には見えなくなる部分です。正直、大きな違いが出る作業ではないかもしれません。
ただ、気になるところをそのままにしないことも、現場では大切だと思っています。見えなくなる部分だからこそ、一つひとつ確認しながら、できるだけ丁寧に進めています。
もちろん、この作業をしていない会社さんが悪いという話ではありません。あくまで脇田工務店として、気になるところを一つずつ確認しながら、できるだけ丁寧に進めているというお話です。
