子どもがリビング学習・お片付け習慣が身につく工夫。導線を考えた間取りとは?
更新 2025-10-25

子ども導線を考えた間取りとは?
──リビング学習・お片付け習慣が身につく工夫
家づくりを考える中で、「子どもにとって良い環境ってなんだろう?」と悩まれる方は少なくありません。
今回は、日々の“導線”から考える「子どもにやさしい間取り」についてお話しします。
リビング学習やお片付け習慣は、実は“空間の工夫”ひとつで、自然と身につくもの。
暮らしの中に仕組みをつくってあげることが、子どもの成長にもつながります。
ポイント1:リビングの一角に「学びの場」を

最近は「リビング学習」が定番になりつつあります。
小さいうちは、親のそばの方が安心して勉強に取り組めるという理由もありますし、宿題の進み具合も把握しやすいですよね。
おすすめは、リビングにカウンターやスタディコーナーを造作すること。
- 宿題やドリルがしやすい明るい場所に設置
- 横に収納棚をつくって文具やプリントの整理ができる
- 背中側にテレビがない配置にすることで集中力もアップ
勉強が「特別なこと」ではなく、日常の一部として溶け込んでいきます。
ポイント2:帰ってからの“導線”にヒントあり
子どもが学校から帰ってきてからの動きに注目してみましょう。
- 玄関で靴を脱ぐ
- ランドセルを置く
- 手を洗う
- おやつ・宿題・自由時間へ
この動線がスムーズにつながるように、以下のような工夫が効果的です。
- 玄関や廊下に“ただいま収納”を設置(ランドセルや上着を置ける棚)
- 洗面は玄関近くに配置して“ただいま手洗い”習慣を
- そのままリビング学習コーナーに移動しやすいように
この一連の流れを“家の間取り”で自然にデザインしておくと、生活習慣が無理なく身についていきます。
ポイント3:お片付けが“面倒じゃない”収納づくり

子どもにとって“片付けが面倒”なのは、収納が遠かったり、複雑すぎたりするから。
- ワンアクションで片付けられる“開けっぱなしOK”のオープン棚
- おもちゃや学用品をカテゴリごとに分けたラベリング収納
- 自分で届く高さにボックスを設置して“できた!”の成功体験をつくる
間取りとセットで収納を考えることで、「お片付けできる子」への第一歩が踏み出せます。
まとめ:子どもの習慣は“暮らしの仕組み”で変えられる
子どもの毎日は、大人以上に忙しく、刺激にあふれています。
だからこそ、“考えなくてもできる”暮らしの仕組みがあると、親も子もぐっと楽になります。
脇田工務店では、ご家族の暮らしに合わせた導線設計や造作収納のご提案もしています。
「勉強する子になってほしい」「片付け上手になってほしい」…そんな思いを、間取りで叶えてみませんか?
