子供部屋は収納なしでもいい?必要?
更新 2025-11-01

子ども部屋に収納は必要?
──クローゼットの有無で変わる使い方
「子ども部屋って、将来どのくらい使うの?」
「収納まで必要なのか迷う…」
お打ち合わせの中でも、よく聞かれるのが「子ども部屋の収納をどうするか」という話。限られた面積で間取りを決めていく中で、クローゼットを設けるべきか、それともあえて省くか――実は“子ども部屋の使い方”がその判断を大きく左右します。
クローゼットがあると、将来の個室として使いやすい

成長とともにプライバシーが求められる時期がくる子ども部屋。将来的にしっかりと「ひとつの個室」として使う予定があるなら、やはりクローゼットはあった方が便利です。
- 自分の服を自分で管理する習慣がつく
- タンスや衣装ケースで床を埋めずに済む
- 受験勉強など集中したい時にも生活感が出にくい
クローゼット付きにしておくと、将来的には書斎や趣味部屋としての転用もスムーズです。
あえて収納を設けない選択もアリ
一方で、就学前~小学校低学年の間は、リビングや共有収納で完結するご家庭も多く、子ども部屋は“寝るだけ”や“遊ぶだけ”のスペースになることがほとんど。
この時期はむしろ、クローゼットを設けず、空間を広く使ったり、後で家具を足せるようにしておく方が柔軟に対応できます。
- 小さなうちは兄弟姉妹で部屋を分けずに使える
- 収納がない分、家具の配置に自由度がある
- 将来の使い方を見て、可動式の収納家具で対応可能
“収納をつくりこまない”ことで、余白が生まれます。
ハンガーパイプだけでも意外と使える

壁一面の大きなクローゼットでなくても、実は“簡易的な収納”で十分なケースもあります。たとえば、
- オープンクローゼット+カーテンで隠せる仕様にする
- 壁の一部にハンガーパイプと棚板だけを設ける
- 可動棚で成長に合わせた使い方ができるようにする
「収納がある・ない」ではなく、「どんな収納が今と未来の暮らしに合うか」という視点が大切です。
まとめ:子ども部屋収納は“どう使うか”から考える

子ども部屋に収納が必要かどうかは、正解があるわけではありません。
- しっかり個室として使う予定なら、クローゼットはアリ
- しばらくは共有で使うなら、収納なしの柔軟さもアリ
- 可変性をもたせた収納にするのもひとつの選択
家族のライフスタイルに合わせて、ちょうどいいバランスを探すことが大切です。
脇田工務店では、将来の変化を見据えた“ゆとりのある設計”を大切にしています。ご相談時には、ご家族ごとの子育てスタイルをヒアリングしながら、暮らしに合った子ども部屋のご提案をしています。お気軽にご相談ください。
