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廊下長くないですか?でも“廊下ゼロ”が本当に良い?

更新 2025-06-27

“廊下ゼロ”は本当に良い?

──スペース効率と暮らしやすさのバランス

最近の住宅設計では、「廊下ゼロの家」が注目されています。
廊下を省くことで、限られた床面積を有効に使い、より広いリビングや収納を確保できるという考え方です。

一見、理にかなっているようにも思えますが、「本当に廊下は必要ないのか?」という疑問が残るのも事実。
今回は、廊下をなくすことのメリット・デメリット、そして“ちょうどいいバランス”の考え方についてお話しします。

なぜ“廊下ゼロ”が人気?

土地が限られた都市部の住宅では、「廊下=ムダなスペース」と捉えられることが多くなりました。
そのため、玄関を入るとすぐリビング → そこから各部屋へアクセス、という“廊下のない間取り”が人気を集めています。

また、家全体が一体感のある空間になり、動線がシンプルになるという面でも支持されています。


廊下ゼロのメリット

床面積を最大限に活かせる
 廊下に割いていたスペースを、収納や居室に振り分けることで、限られた面積でも広く感じられる家になります。

動線が短くなる
 移動距離が減り、家事や生活の効率がアップ。特に共働き家庭や子育て世帯にはうれしいポイントです。

建築コストを抑えられる
 廊下が少ない=建具や照明、仕上げ材が減るため、トータルのコストダウンにつながることもあります。


でも、廊下が“ゼロ”で困ることも

とはいえ、廊下がまったくない家にもいくつかのデメリットがあります。

収納や本棚など、活用の場が減る
 実は廊下って、収納棚やニッチ、インテリアを置いたり、ちょっとした作業スペースを設けたりと“使い道がある空間”なんです。ゼロにすることでこうした活用の余地もなくなってしまいます。

プライバシーが確保しづらい
 リビングから直接子ども部屋や寝室へ入る場合、来客中などに気を使うことがあります。特に年頃のお子さんがいるご家庭では、動線に悩むケースも。

音や光が届きやすい
 廊下が“ワンクッション”にならない分、リビングの音や照明が居室に響きやすくなります。夜間に生活リズムが違う家族がいる場合はストレスに。


正解は“ほどよい廊下”

結論から言うと、「廊下はゼロでなければならない」わけでも、「必ず必要」なわけでもありません。
大切なのは、“何のためにその廊下があるのか”という目的と、全体の間取りバランスです。

たとえば…

  • 家族のプライバシーを守るための短い廊下
  • 光や風を通す“抜け”としての廊下
  • 壁面収納を兼ねた“見せる廊下”

こんなふうに、「必要最小限で意味のある廊下」を設計に取り入れることで、快適さと効率を両立することができます。

まとめ

“廊下ゼロ”という発想には、コストやスペース効率といった魅力がありますが、それがすべての暮らしにとってベストとは限りません。

暮らし方、家族構成、土地の形状によって、「ちょうどいい廊下の長さ」や「廊下をつくる意味」は変わってきます。

脇田工務店では、そうしたご家族ごとの暮らしに寄り添った間取り提案を大切にしています。
プランを考えるときには、「廊下を減らす」ではなく「暮らしやすさを増やす」視点で一緒に考えていきましょう。

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