大阪で新築一戸建て・リノベーションなら大阪市東淀川区にある脇田工務店へ |全棟高気密高断熱住宅

株式会社脇田工務店

大阪で新築一戸建て・リノベーションなら大阪市東淀川区にある脇田工務店へ|全棟高気密高断熱住宅
menu

住宅の廊下の幅あと5cm広ければ…小さなゆとりが暮らしの満足度を変える

更新 2025-07-17

廊下の幅、あと5cm広ければ…小さなゆとりが、暮らしの満足度を大きく変える

こんにちは。一級建築士の立場から、今日はちょっと地味だけど、住んでから「ここ、惜しかったな…」と感じやすい部分についてお話しします。

それが、“廊下の幅”です。。

■ 通れればOK?でも実際に暮らすと…

一般的な廊下幅は78cmほど。
図面上では「問題なし」とされることが多い寸法ですが、実際の暮らしでは思わぬ場面で「もう少し広ければ…」と感じることがあります。

  • 子どもとすれ違うたびに肩が当たる
  • 掃除機やベビーカーが壁にこすれる
  • 家具や大きな荷物がギリギリ通る
  • 手すりをつけたら、人がすれ違えない
  • 夜中のトイレ移動で壁にぶつかる

たった5cm。でも、その5cmの差が日々のストレスや安全性にじわじわ効いてくるんです。

■ 廊下を“ただの通路”ではなく、暮らしの一部にする

多くの方が廊下を「移動のための場所」と捉えていますが、実は工夫をする事で暮らしの中で意外と“使えるスペース”に変わります。

  • 玄関から続く廊下に鏡やスリッパ棚を設置する
  • 寝室前の廊下に本棚や飾り棚を設ける
  • 家事動線の中継地点として、洗濯カゴや収納を置く

ほんの少し幅に余裕があるだけで、通るだけの場所から“暮らしに組み込まれた場所”へと変わっていくんです。

■ 余裕のある廊下は、家全体の印象を底上げする

廊下は、日常的にはあまり“目立たない空間”ですが、工夫次第で家全体の快適さや印象をグッと高めてくれます。

  • 床から浮かせた収納を造作して、通路をすっきり保つ
  • 好きな雑貨やグリーンを飾るギャラリースペースにする

廊下に少しの余裕があることで、暮らしの選択肢が一つ広がる。これはとても大きな価値です。

■ どこを広げる?おすすめの“+5cmポイント”

すべての廊下を広くするのは現実的ではありません。
だからこそ、優先順位を決めて「ここだけは余裕を持たせよう」と考えるのがポイントです。

  • 玄関からLDKへつながるメイン動線
  • トイレや洗面室前(人が立つことが多い場所)
  • 階段まわりや寝室前のすれ違いスペース
  • お風呂・洗面・脱衣所の近く(子どもと一緒に動く場所)

日常の動き方を想像して、その「動線の詰まり」を先回りして防ぐ。
これが、間取りの中の小さな工夫です。

■ まとめ:あと5cmが、将来の「よかった」に変わる

家づくりでは、床面積の1㎡、通路幅の5cm、収納の10cmがとても貴重です。
でも、その小さな寸法が、暮らしの快適さを大きく左右します

廊下も、ただ通るためのスペースではなく、収納・インテリア・家事の一部として生かせる空間です。

「そこに棚が置けたら…」
「子どもとすれ違えるだけの余裕があれば…」
そんな“未来の満足”のために、あと5cmの余白を検討してみてください。

図面では見えにくいその小さな差が、暮らしのストレスをなくし、安心と快適をもたらしてくれます。

資料請求
メールでお問い合わせ
LINEでお問い合わせ

しつこい営業いたしません!  小さな事でもご相談ください