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【フローリングは無垢なのに】水回りの床にフロアタイルを採用する理由

更新 2025-01-27

水回りの床にフロアタイルを採用する理由

脇田工務店の標準仕様ではキッチンや洗面脱衣所やトイレの床はフロアタイルを採用しています。

水回り以外の床には無垢の床を使っている為、なぜ水回りだけフロアタイルにしているかをご説明いたします。

フロアタイルとは

フロアタイルとは塩化ビニル素材の床材です。傷や汚れに強く土足にも対応できます。

防水性に優れており水や油もはじいてくれます。液体がこぼれた時はさっと拭くだけで綺麗になるのでお手入れも簡単です。

表面のデザインはリアルな印刷加工がされています。

なぜ水回りに無垢フローリングを使わないのか

水のかかる場所に無垢のフローリングを使うとしみになりやすかったり汚れがつきやすかったりするため標準仕様では水に強いフロアタイルを採用しています。※1

汚れてもビニールなのでさっと拭きとれますし、洗剤をつけてこする事もできるので掃除がしやすいというメリットもあります。

※1  デメリットを理解したうえで水回りも無垢のフローリングにしたいというお客様には無垢のフローリングで提案させて頂きます。

自然素材を多用している工務店なのになぜフロアタイルを使うのか

脇田工務店のリビング等の床は無垢のフローリングで壁は漆喰の壁です。

自然素材を多用している工務店なのになぜ水回りにビニール素材のフロアタイルを使っているのかというと。

まず脇田工務店の建材選びの基準は【質感の良さ】と【長く使える事】なので自然素材だから選んでいるという訳ではありません。

2つの基準に照らし合わせると結果的に自然素材の採用が多くなるのです。

そして先ほどの【質感の良さ】と【長く使える事】の2つの基準で考えたとしてもフロアタイルが合っているのかという点についてですが、一見フロアタイルよりも陶磁器製のタイルの方が基準にあっているように思えます。

フロアタイルの表面仕上げはプリントでリアルではありますが本物の質感ではありません。

そしてビニール製なので劣化があり、約10年ほどでの張替えが必要です。

その点陶磁器のタイルは商品によっては本物の焼き物の質感がありますし耐用年数も長く使えます。

それなのになぜ脇田工務店では水回りに陶磁器製のタイルではなくビニール製のフロアタイルを採用しているのかというと、陶磁器製のタイルは張替えが容易ではないからです。

張替えをしようとするとタイルの解体や下地のハツリが必要になり、工事中は大きな振動や音がしてさらに粉塵も舞います。コストも高くなりやすいです。

その点フロアタイルは接着剤でついているだけなので張替えが簡単に行えます。

玄関のタイルは張替える事があまりないので陶磁器製のタイルが良いと思いますが、水回りは設備の入れ替え工事の時に床の工事が必要になることがあります。

水回りのトイレやキッチン,洗面台といった設備は約10年ごろで故障し、交換が必要になる可能性があります。

その際に配管の移動などで床を加工したりやり替える事がありますが、陶磁器製のタイルだと工事が大掛かりになりやすいので、その時に張替えがしやすいフロアタイルを採用しています。

弊社の建材選びの【長く使える事】とは単純に耐用年数だけの話ではなく将来のメンテナンスのしやすさといった点も含まれるので総合的に考えて水回りにはフロアタイルを採用しています。

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