【家事動線の中心】使いやすいキッチンの収納計画について考える
キッチンは料理をするだけじゃない!まず動線が重要です
キッチンはただ料理をするだけの場所ではありません。
調理だけではなくコーヒーを入れたりゴミをまとめたり買ったものを収納したりと一日の中でたくさんの行動が連続して行われる場所です。
忙しい時には料理と同時に子どもの様子を見たり、洗濯をしたりといくつかの家事を並行して進める事も多く家事動線の中心として各スペースとのつなぎ方を考える必要があります。
キッチンの設計のイメージはコクピット
飛行機のコクピットは歩かなくても手を伸ばしたり状態をひねるだけですべての操縦ができるようになっています。
キッチンもほとんど動かなくても必要なものに手が届くように設計されていると便利です。
コンロの前で調理しながら調理器具を取り出せたりスパイスを取り出したりお皿を出したりと移動を最小限にできると使いやすいキッチンになります。
シンクの前の作業スペースは750mm-850mm
キッチンのシンクの前のスペースは一人で立つ場合は750-800mmで作ります。
これは他の人がぶつからずに通る事の出来るぎりぎりの幅です。
二人でキッチンに建つ場合でも振り向いて一歩で反対側に手が届くように850mm程度で考えます。
毎日何回もある作業なのでこの1歩を考える事が大事なのです。
大事なのは狭いスペースに無駄のない収納
料理しながら手が届くスペースはそんなに広くありません。どこになにを置くかどんなサイズなのかを事前にシミュレーションしておくことが大事です。
電子レンジ、トースター、電気ケトル、トースター、炊飯器、フライパン、片手鍋、両手鍋、まな板、ボウル、コーヒーメーカー、ラップ、アルミホイル、キッチンペーパー、砂糖、塩、スパイス、鍋の蓋、ゴミ箱、ミキサー、ブレンダー、タコ焼き機、、、
今おうちにあるものやこれから買う可能性のあるものをシミュレーションしてみてください。
さらに子供が生まれたり、病気になったりと生活環境が変わると必要なものがぐっと増える事があるので余裕をもって収納スペースをつくることも大事です。
吊戸棚はつけてもいい
最近はやりの計画として吊戸棚をあえて付けないというものがあります。
天井がすっきりして見えるので見た目がキレイで開放感が生まれるというのが人気の理由です。
吊戸棚自体も元々高い位置にあるので使いにくいためそれならつけなくてもいいという考えもあるようです。
私はつける選択肢も常に持っています。むしろ広いお家でキッチンや収納に十分なスペースがとれているなら付けなくてもいいと思いますがそうでなければ付けた方が良いとも考えています。
位置が高くて使いにくい棚もたまにしか使わないタコ焼き器やホットプレート等を入れておくスペースに使えます。
特に脇田工務店のある大阪市内だと中々まとまった広い土地に家を建てるのが難しく、十分広いキッチンを作れない事が多い為収納スペースとして使える空間はなるべく使いたいという事情もあります。
使うものはすぐに取り出しやすい状態にする
例えばキッチンツールを蓋つきの箱にいれて引き出しの中にしまっているとすると取り出すときに
1.引き出しを開ける 2.箱を取り出す 3.蓋を開ける 4.目当てのものを探し、取り出す 5.蓋をしめる 6.箱をしまう 7.引き出しをしめる と7つもの工程があります。
この工程を減らせば減らすほどキッチンは使いやすくなります。
例えば扉のないオープンの棚に置いてあるだけなら手を伸ばしてとるだけですし、お玉やまな板はシンクの前の壁にかけていれば必要な時にすぐに使えます。
他にも箱に入れるのではなくてツールスタンドを使って立てて収納しているとストレスなく使う事ができます。
まとめ:使いやすいキッチンのポイントは事前のシミュレーション
使いやすいキッチンのポイントは事前に どんな動線になるか、どう使うか、何を収納するか、どんな大きさのものを収納するか、無駄のない動きをするにはどうするか を今の生活と照らし合わせながら考える事が大切です。
一日で何回も使う場所なのでキッチンの設計は生活のQOLに直結する重要なポイントです。
ぜひよく考えてみてください。ここまで見て頂きありがとうございました。
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