新築住宅
【A邸】間口が狭くても豊かな空間
黒のサイディングをベースにした外観です。縦リブのデザインでスタイリッシュな印象になりました。 バルコニーはインナーバルコニーにする事でシンプルなデザインになり、床の防水の傷みや汚れも大きく減少します。
廊下：フローリングは無垢の杉板を使用しています。源平といって赤身と白身が混じった板で自然の木のあたたかな風合いをもっています。
キッチン：細長い平面の家にはＩ型キッチンが空間を無駄なく使えます。
リビング：和紙クロスが柔らかな光を反射させています。扉の上をあける事で天井面が連続し広く見せる効果があります。
和室：畳の部屋は来客の宿泊スペースや赤ちゃんの遊び場など様々な用途に応用がききます。
洗面所：水回りの基本的な設計ポイントは『道路面には配置しない』ことです。フードや配管が出てしまうので外観を整えるために道路面にはなるべく配置しません。
トイレ：トイレの設計ポイントは自分はもちろん『来客も使いやすいこと』と『音が聞こえない事』です。 基本的には廊下や奥まった場所に設計します。今回は廊下に面して配置しています。
間口が狭くても豊かな空間
和のテイストをちりばめた落ち着いた空間を作りました。
土地は間口が狭く奥行が長い『ウナギの寝床』と呼ばれる大阪市内ではよくみる形の土地です。
必然的に長細い形の家になるのですが長細いと正方形の家と比べて長い壁ができるので家具が置きやすく、意外と使いやすいプランになります。
隣地との間隔が狭いので暗くなりがちなウナギの寝床の家ですが南面のスペースを空けることで窓から光がよく入る明るい空間になりました。
さらに壁紙には和紙クロスを使っているので外から入った光が柔らかく反射して優しい印象の空間になっています。
